G7キッチン駅南とは
駅南らしい歓迎を
こんにちは、新潟市南商工振興会です。
G7農業大臣会合開催に伴い“私たちらしい歓迎プロジェクトを!”と「G7キッチン駅南」を企画しました。
私たちが普段活動している新潟駅南口以南は、かつて水郷と呼ばれる地でした。
名前に「潟」がつく湖沼が点在し、その周辺には深い泥田が広がっていました。
この地での稲作は容易ではなく、腰のあたりまで泥にまみれながら稲を刈り、木舟に積んで運ぶ作業を繰り返し、その年の農作業を終える頃にはみぞれが降っていたそうです。
そんな駅南は、潟や田んぼの水をコントロールする排水機場ができてから、乾田化が進み、今のように住宅やビルが建つ街に変わっていきました。私たちは、農業をしながらこの地を開拓してくれた人たちを今でも大切に思っています。かつての暮らしを聞き取りながら、それらの要素を“今”に取り込み、魅力的な駅南にしていきたいと考えています。
G7農業大臣会合歓迎プロジェクト「G7キッチン駅南」では、2つの企画を盛り込んでいます。
ひとつは“駅南の子どもたちに世界と触れ合う楽しさを知ってほしい”と、G7関連諸国の出身者の方と、子どもたちが触れ合う機会を作るものです。希望する学校での授業やふれあいスクールの時間を利用し、G7出身者の方からその国の食や文化、暮らしについて学び、料理や遊びを通して交流を深めます。すでに実施したところもありますが、その場の子どもたちの目の輝きから、将来、世界に目を向けるような種が、子どもたちの中に植えられた気がします。
もうひとつは、飲食店など18軒によるG7諸国にちなんだ特別メニューの提供です。新潟駅南のけやき通りや、車ですぐの場所にある水辺空間・鳥屋野潟や清五郎潟周辺には、新潟の農業を支える農家さん、また、それら食材を使いながら料理を提供する飲食店がいます。個性的な料理人たちがG7キッチン駅南のために考えた特別メニューでG7を盛り上げます。駅南をG7メニューでつなげる試み、美味しい料理とともにお楽しみください。
G7農業大臣会合を機に、この地ならではの魅力を高めながら、世界へ発信していく、そんな駅南になることを願っています。